天然はちみつと安い価格のはちみつ その違いは純粋にある
天然はちみつの自然味あふれる風味は、お菓子作りにも料理にも活かされています。また、食べ比べができるように、さまざまな花の蜜をセットにしたギフトも人気です。
今回は、価格の高い天然はちみつと、価格の安いはちみつについてお話ししていきます。価格だけでない見分け方もご紹介します。
天然はちみつについて
ミツバチから採取したはちみつは、そのまま保管しておくと固まってしまいます。養蜂園では販売するために瓶詰めしなければなりません。
そこで、「加熱」し溶解して液状にしています。しかし、普通に熱を加えてしまうと、はちみつの性質上風味が落ち、栄養素や成分を損ねてしまいます。
そうならないように、低温でゆっくりと溶解し、自然のままのはちみつを瓶詰します。
天然はちみつの見分け方
天然はちみつの見分け方については、第一に価格からチェックができます。純粋はちみつの場合には、それだけ手間ひまかけているので価格は高めです。
しかし、それだけでなくはちみつの性質を利用した見分け方もできます。その方法はシンプルで、「固まるかどうか」です。はちみつを見てみると、天然はちみつの場合には時間の経過とともに結晶化します。
この他の見分け方としては以下になります。
・粘り気(べたつきがある)
・ラベルの表示(成分)
・酢水に混ぜてみる(水に溶けるか)
特に分かりやすいのは、酢水や水に溶かしてみること。冷水の中にはちみつを入れて混ぜます。天然はちみつなら水に溶けにくいので、そのままコップの底に沈殿します。純粋なはちみつは水溶性ではありません。ですから、本来であれば水に溶けるはずがありません。
酢水の場合も同じく、はちみつを入れてみてスプーンなどで撹拌します。表面に泡が出てくるようであれば、添加物が配合されている可能性も。その場合には天然はちみつや純粋はちみつではなく、混ぜ物が入ったはちみつだと判断できます。
純粋と純正はちみつの違いについて
ラベルをチェックすると、純粋と純正という文字が記載されるはちみつも販売されています。見分け方として天然はちみつは「純粋」タイプに該当します。この違いは、加糖か否かです。
水あめやブドウ糖、ショ糖などの人工甘味料を加え、過熱しています。純粋はちみつとなる天然はちみつは加工処理を一切行っていません。
見分け方のひとつには天然はちみつの定義をチェックする方法もあります。
天然はちみつの定義について
天然はちみつは、しょ糖分の含有量が全重量の○%以下。果糖の含有量が全重量の○%以上のもので、かつ、全糖分中に占める果糖の割合が○%以上のものと定められています。
天然はちみつの表記について
先に説明した見分け方のなかにもありますが、ラベル表示をチェックしてみると天然はちみつの場合には「純粋」「生」「ピュアPure」「ナチュラルNatural」と表示されます。
精製されたはちみつや添加物を使用したはちみつには表示されていません。このラベルチェックでも分かりやすいでしょう。
原材料名にはちみつ以外の材料名が記載されているなら、混ぜ物を含むため、天然はちみつではない可能性ありです。
おわりに
採れたままの美味しさにこだわり、一切加工しない養蜂園の天然はちみつの見分け方についてご紹介しました。
風味豊かなはちみつは、口にいれると自然の味が広がります。できるなら養蜂園提供のはちみつを購入してみましょう。品質も高く保たれており、こだわりが強いので安心できるでしょう。
また、気温が下がることで結晶化してしまいますが、品質に問題なく使用できます。ぜひ、見分け方を参考にはちみつを選んで活用してみてください。
山口県の天然純粋はちみつの生産・販売店 株式会社ときつ養蜂園
会社名:株式会社ときつ養蜂園
住所:〒753-0303 山口県山口市仁保下郷561
TEL:083-929-1688 / 090-8717-3388
FAX : 083-929-1364
営業時間 : 10:00~18:00
業務内容:はちみつの生産・販売