最近では、プチギフトにさまざまな食品が選ばれる時代です。そのなかでも、女性を中心に根強い人気を集めるのが「はちみつ」です。

 

いろいろな種類があるので、味の違いについて少しだけご紹介してみたいと思います。せっかくの機会なので、味の違いによってはちみつを使ったおすすめのお料理についてもご紹介します。

 

はちみつについて

はちみつはどのような花から採取されるかで、その種類が分けられます。それによって味の違いにも繫がります。アカシアの花の蜜からはアカシア蜜が採取され、レンゲの花からはレンゲ蜜が採取されます。

 

花の種類によって味の違いに特徴があり、まろやかな甘味やフルーティーな味、ほろ苦さや酸味のあるはちみつもあります。また、味の違いだけでなく濃淡となる色の違いもあります。加えて、はちみつ特有の難点になる結晶しやすい、しにくいなど個性も花の種類によってあります。

 

なお、アカシアはちみつは白く結晶しにくい（固まりにくい）種類になります。アカシアはちみつは、果糖の含有量が多いのが特徴です。そのため、ほかのはちみつよりも結晶化しにくく、扱いやすい種類です。

 

ここで、アカシアはちみつについて先にご紹介します。アカシアはちみつは、クセが少なくスッキリとした味です。普段、なかなか甘いものを食べない人でも食べやすく、料理やお菓子作りとの相性が良いタイプです。

 

独特の粘り気があるのがはちみつの特徴ですが、アカシアはちみつは、ほかのはちみつと比べてサラッとしているので、ホットケーキやトースト、ヨーグルトにかけるなど、はちみつ本来の風味を楽しみたい方におすすめです。

 

味の違いについて

香りが特徴的なはちみつもありますが、大半は色と相互しているので、色からイメージが付きやすいです。たとえば、色が淡いものは香りもふわっと柔らかく、クセも抑えられています。

 

一方、色が濃いはちみつは、香りも味もクセが強く現れるので、香味に強みのある方におすすめです。では、ここからは花の種類による味の違いやおすすめできるお料理について見ていきましょう。

 

レンゲ

主な産地は、中国と日本で、花が咲く時期は春です。レンゲはちみつの色は淡い黄色をしており、味は上品な甘さとまろやかさがあり、アカシアはちみつ同様クセが少なめです。ほのかに華やかな香りがします。

 

中国産より国産の純粋はちみつは高級品とされています。おすすめの料理は、トーストやヨーグルト、照りや甘さを出すため照り焼きやスペアリブのグリルなどの肉料理です。

 

そば

主な産地は中国と日本で、花の時期は夏から秋にかけてです。色は、そば殻のように濃色をしており、その色味からイメージできるように力強い独特な香りが特徴です。

 

味もやや苦味があり、黒蜜のようなコクを醸し出します。おすすめの料理は、風味を活かしてわらびもち、そば粉を使ったガレット、味の濃い肉料理です。

 

みかん

主な産地は日本で、花の時期は初夏です。オレンジがかった色をしており、柑橘類独特のさわやかな香りが特徴。ほかのはちみつよりも粘り気が強いものの、その味わいはすっきりとした甘みです。

 

おすすめの料理は、レモネードやヨーグルト、紅茶、シフォンケーキなどの焼き菓子です。

 

お試しセット

ほかにも、日本や外国にはさまざまな花が存在するので、その種類も数多くあります。養蜂場では、直売所やお取り寄せできる通販サイトもオープンしています。1種類からお試しできますが、複数まとめて小瓶などに詰めたお試しセットも提供されていることが一般的です。

 

好みのはちみつを見つけたり、利き酒のように、利きはちみつをしてみて新しい味を開拓してみるのもおすすめです。

 

おわりに

味の違いについてご紹介しました。まずは、人気の高いはちみつから試してみて、徐々にクセが強いものを選んでみてください。隠し味に使えるはちみつもあるので、お試しセットは特におすすめです。