甘味料として人気の天然はちみつ 賞味期限がないってホント?
食べようとしたときに賞味期限切れになっていたり、期限切れではないのにジャリジャリっとした食感や白く濁っていたりするなら「品質的には大丈夫なの?」と心配になる方が大半だと思います。
そこでこの記事では、天然はちみつの賞味期限や保存方法についてご紹介していきます。参考程度に一読してみてください。
賞味期限は関係ない?!
天然はちみつに限って、開封前ならば賞味期限に関係なく、楽しむことができます。これは「純度100%」の天然はちみつの特性上、殺菌作用が強く、糖度も高いために菌が繁殖しにくいからです。
はちみつの種類について
はちみつと一口にいっても、大きく分けると3種類あります。
・天然はちみつ
生はちみつとも呼ばれており、養蜂園などの専門店などで販売されるはちみつです。糖分や添加物が加えられておらず、非加熱あるいは40℃以下で加熱されている種類です。
・純粋はちみつ
専門店やスーパーなどで販売されるはちみつです。糖分や添加物が加えられていないものの、加熱されています。
・加糖はちみつ
海外産に多いはちみつです。扱いやすいように水飴などの糖分が加えられていて、加熱もされている種類です。
天然はちみつを求めるなら国産を選ぶようにしましょう。海外産もありますが、輸送の際に温度管理の問題から40℃を超えてしまい純粋はちみつへと変化する可能性があるからです。
未開封と開封後の賞味期限について
先に紹介したように天然はちみつであれば、未開封でも開封後でも腐ることはありません。
賞味期限を気にする必要はないものの、おいしい状態で使用したいのなら2〜3年を目安に使い切りましょう。
一方、加糖はちみつは、半年〜1年とメーカーによって異なります。 賞味期限をチェックしてから使用することをおすすめします。
賞味期限も長めに設定されていますが、先に紹介したように温度管理によって天然はちみつ本来の風味、香りが損なわれることがあります。その風味を保てる期間として未開封でも2~3年を目安に使用しましょう。
保管方法について
賞味期限が長いとはいえ、天然はちみつの品質管理は徹底しましょう。保管するときには、高温多湿や直射日光を避けます。
さらに、温度変化に弱いため、冷蔵庫で保存してしまうと「結晶化」してしまうことがあります。はちみつのフタを開けたら白く固まっていたということはないでしょうか。その状態が結晶化です。
品質に問題なく食べることはできますが、一度湯煎して溶かす手間がかかります。ですから、高温多湿になりやすい夏以外では、常温保存がおすすめです。
ですが、はちみつは冷凍保存が可能な甘味料です。天然はちみつは、5℃を下回ると結晶化しにくくなり、家庭用冷凍庫ではその性質上、カチコチに固まることはありません。風味を気にしない隠し味や照りを出すお料理などに使用する程度なら、冷蔵・冷凍保存でも問題ないでしょう。
注意点について
保管について注意点をいくつかご紹介しておきます。
・開封してからはフタの開けっ放しをしないこと
・水分が入らないようにフタは閉めること
・使用済みのスプーンなどを容器のなかに入れないこと
とくに、天然はちみつは加熱処理をしないため、金属製のスプーンに触れると変質してしまいます。専用の木の棒(ハニーディッパー)を用いると良いでしょう。
未開封で賞味期限切れの場合には
カビが生えていたり、酸っぱい臭いなどが発生していたら、使わずに処分します。しかし、空気に触れずとも長期間経過してしまっているため、はちみつ独自の風味は失われています。やはり処分するようにしましょう。
おわり
天然はちみつの成分により結晶化したり、風味が落ちてしまう開封後は、賞味期限問わず、早めに使い切るように心がけましょう。
山口県の天然純粋はちみつの生産・販売店 株式会社ときつ養蜂園
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