こだわりはちみつ 直売所ならではの非加熱はちみつも!?
国産はちみつは、養蜂園にて採取されます。
近年では、ミツバチの活躍ぶりを多くの方々に知ってもらうために直売所を併設して、ミツバチの生体について紹介する特設コーナーを設けたり、こだわりの国産はちみつを通販ショップにて販売するケースも増えています。
ここでは、国産はちみつについてご紹介できればと思います。
はちみつとは
ミツバチが集めた花の蜜です。集めた花の蜜は、ミツバチの巣のなかで水分が飛び、糖度が80%くらいに上がります。
さらに、専門的な説明を加えると、ミツバチの酵素がショ糖をブドウ糖と果糖に分解します。
はちみつは花によって色や風味が異なり、人工的にはつくれない甘味料です。
どのように採取するの?
ミツバチの巣箱には花の蜜が貯まってきます。その貯蔵量を見計らって蜜を搾ります。
巣箱から巣の板を一枚一枚取り出し、遠心分離器にかけます。大手企業などでは機械を導入しますが、養蜂園では遠心分離器にて蜜を搾ります。
その蜜を「そのまま」瓶詰めする無加工はちみつは直売所にて販売されます。無加工といっても、細かい目のメッシュを通し、ゴミやホコリなどはしっかり取り除かれています。
どこで採取するの?
「転地養蜂」という方法で養蜂することが一般的です。花の咲く季節に合わせてミツバチも移動するので、その移動に合わせた方法です。季節によって北から南まで、こだわり国産はちみつを採取しています。
非加熱のはちみつを扱うの?
直売所では無加工のこだわりはちみつを提供します。しかし、養蜂園によっては一概に非加熱のものだけを販売しているとは言えません。
残念ながら、一部の養蜂園ではこだわりがないケースもあります。とはいっても、粗悪品を提供するワケではありません。
たとえば、冬に瓶詰めしたものや、一斗缶の状態で冬超えさせる場合には、結晶化してしまうはちみつもあります。
その際は、溶かさないと瓶詰めができないので、低温加工してから瓶詰めしています。
そのことについても、直売所ではしっかり説明書きされています。品質には問題ないので、安心してお買い求めできます。
たとえば、5〜6月頃に採れる蜜(れんげ・みかん・きはだ)などは、採蜜後にそのまま無加工、非加熱にて瓶詰めができます。しかし、気温が下がる頃に採れる蜜は、低温にて柔らかくしたものになります。
養蜂園や直売所では、非加熱のはちみつについてこだわりがあります。なかには管理を徹底し、非加熱はちみつが提供できるときに販売するケースもあるほどです。あればラッキーと思っておいても良いかもしれません。
結晶化
非加熱で瓶詰めしたはちみつでも、直売所から購入したあとの保存方法によって結晶してしまうことがあります。
その場合には、ご家庭で温めて使用することになり、非加熱はちみつではなくなってしまいます。まぼろしのはちみつは、やはり直売所にて購入し、すぐに使い切るようにするのが良いでしょう。
無加工だけではない
無加工、非加熱のはちみつは、風味豊かで、くせのない味わいです。花の種類によっては濃厚で、上品な味わいのものもあります。
ですが、直売所ならではのさまざまな商品も取り扱われているので、来店した際は、加工品もぜひ、手にとってみてください。
ローヤルゼリー、巣蜜、スイーツなどを取り扱う直売所もあります。
おわりに
同じ花の蜜でも購入時期によって色や味に違いもあります。それは自然のものだからです。採れた場所、時期によって色や味が違うことがありますが、その違いも楽しんでみてはいかがでしょう。
山口県の天然純粋はちみつの生産・販売店 株式会社ときつ養蜂園
会社名:株式会社ときつ養蜂園
住所:〒753-0303 山口県山口市仁保下郷561
TEL:083-929-1688 / 090-8717-3388
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営業時間 : 10:00~18:00
業務内容:はちみつの生産・販売